エアリアルとは

エアリアル

エアリアルはフリースタイルスキー競技の一つ。

スキーを履いて空中へ舞い、ダイナミックな演技で見る者を魅了する。

僅か”10秒”

その一瞬が描く美しい放物線は

人々の目を奪い、心躍らせ、感動を呼び起こす。

コース

スキージャンプのジャンプ台を小さくしたようなコースの踏み切り位置にキッカーと呼ばれる人工のジャンプ台を置いている。
キッカーは3回転用のビッグキッカー、2回転用のミディアムキッカー、1回転用のスモールキッカーが用意される。
着地はスキージャンプと異なりキッカーのすぐ後ろになるので、キッカーの奥は急斜面のランディングバーンとなっている。
さらに着地の衝撃を和らげるため、ランディングバーンは人手でスコップによって深さ50cm程度掘り返されて柔らかい状態にされる。

田原直哉 Official websiteより引用

2022北京オリンピック公式動画

採点方法

スコアは素点と難度点（DDと呼ぶ）を掛け合わせた点数であり、それぞれ算出方法が定められている。

素点は技の完成度を5人のジャッジが10点満点で採点し、最高点と最低点を除いた30点満点で評価される。

難度点については技毎に定められており、例えば2回転1回捻りのbLFという技のDDは「2.9」、3回転4回捻りのbdFFFという技は「4.525」と決まっている。

【スコア算出例】

選手A：素点25.5点×DD4.525（bdFFF）＝115.38
選手B：素点29.0点×DD3.8（bLFF）＝110.2

選手Bの方が素点は高く満点に近いが、難度点をかけた最終的なスコアは選手Aの方が高くなる。